1人暮らしで生活するには、1ヶ月いくら必要なの?
春は1人暮らしを始める方が多い季節です。これから始まる新しい生活ですが、実家で暮らしていた時とは異なり、身の回りことをすべて自分で行わなければなりません。
洗濯、掃除、食事作りはもちろん、生活に欠かせないお金の管理もです。
では、1人暮らしの方は、1ヶ月どのぐらいのお金で生活しているのでしょうか。
いくら使ってもお金があるという方なら問題ありませんが、一定の金額のなかで生活する方が多いはず。そんな方のご参考までに、1ヶ月生活するために、どのぐらいのお金が必要なのかをご紹介します。
【1】家賃…5~7万円程度
1人暮らしのために借りる部屋は、1Kや1R、広くて1DKなどが多いことでしょう。住む場所や収入にもよりますが、5万円から7万円前後が平均となっています。
都心部になればなるほど高く、郊外に行けば行くほど安くなります。社会人の方で収入が高ければ、部屋も広く、家賃も高い部屋を借りる傾向になります。
親からの仕送りで生活する学生の方は、あまり贅沢にお金を使うことは難しいかもしれません。
【2】ライフライン…1万円前後
電気、ガス、水道代を見ていきましょう。1Rや1Kで使用する電気代は、1ヶ月約3千円〜4千円です。クーラーや暖房をかなり使用する季節は、5千円〜6千円になります。
また、ガス代については、1ヶ月約3千円〜5千円が平均です。水道代も、1ヶ月約3千円〜4千円程度かかります。
水道光熱費をすべて合計した金額が約1万円という方が大半のようです。
【3】食費…平均4万円
自炊する方と、毎日外食するという方では、かかる金額もまったく異なります。自炊とたまの外食を組み合わせている方で約2〜3万円、毎日外食している方は約5〜6万円もかかってしまう場合もあります。
スーパーなどをうまく活用して、2万円台に抑えられるといいですね。
【4】その他…4~5万円
その他の費用として、通信費や日用品費、医療費、交際費などがあります。
今はスマートフォンを持っている方が大半ですが、その通信費用の平均は約1万1千円となっています。洗剤など日用品として必要なものや医療費をまとめると平均3千円、交際費にかける費用は約1万円となっています。
女性の方なら、この他にも洋服代、化粧品代などが毎月約2万円かかる方もいらっしゃいます。
こうして見てみると、1ヶ月で約15万あれば十分贅沢な生活できるということが分かります。節約することができる部分は、しっかり節約すると、交際費や雑費にその分回すことができますし、貯金などに回すこともできます。
1人暮らしでの、家計のベストバランス
収入に対して、理想的な支出の割合があります。すべての方に当てはまることはありませんが、ご参考までに読んでいただくとお役に立つかもしれません。
収入に対して、住居費は約30%、通信費は約10%、水道光熱費は約4%、食費と生活用品で約15%、娯楽に15%、保険に1%、貯金や投資に25%を当てることが理想の家計バランスだそうです。
車に乗る方や、金額のかかる趣味などがある方には当てはまらないかもしれませんが、1人暮らしをしながら貯蓄などもできるように考えるなら、上記をご参考になさってはいかがでしょうか。
ご自分の収入がある方は、その収入のある範囲内で、学生の方は親御さんからの仕送りと、足りない分はアルバイトなどでまかなって生活してみましょう。また、1人暮らしは、家計だけでなく、健康も自分で管理しなくてはいけません。
物欲を満たすために、食費を削って毎日バランスの悪い食生活をすることにならないように気をつけたいですね。若い時にはそれほど関係がなくても、年をとった時に健康に影響が出るかもしれません。
食費を削っていたら、若いうちから医療費がかさむことになるかもしれません。自由を謳歌できる1人暮らしですが、お金や健康もしっかり自己管理しながら、楽しい生活にしていきましょう!