自分だけの空間を作ることができるひとり暮らしは、家族との生活と比べてぐっと自由なものだと思っていませんか?たしかにその通り!ひとり暮らしの自由さは誰かと一緒に暮らすことと比べたら比較になりません。
楽しい予感満載の新居での生活。自由さの反面、すべての責任は自分が負わなければならないのもひとり暮らし。
準備不足で不満だらけの生活を送らないために、まず準備すべきことがあります。
今回は、引越し前後にしなければならない&した方がいい事柄をおおまかにご説明します。
目次
《1人暮らしまでの大まかな流れ》
- 物件探し
- 引越し日調整&不動産契約
- 荷造り
- 現在住んでいる物件の解約
- 電気、ガス、水道を開通
- 引越し
- 転出届等書類の手続き
- 家具や生活用品をそろえる
【1】自分が納得できる物件をトコトン探す!
地域や交通アクセスなど、どれだけ時間をかけてもかけすぎることはありません。
納得できる不動産を探すことで、ひとり暮らしの満足度が格段に向上します。
周辺のお店状況も確認しましょう。コンビニやショッピングセンターが近隣にあるほうが、生活の利便性がぐっと増します。
ひとり暮らしのみならず、あらゆる生活において最大のポイントになるのはズバリ、住居です。
この住居選びに気を付けておきたいことはなんでしょうか?
POINT 1:間取りはひとり暮らしをするうえで、広い必要はありません。
掃除をするのも自分だけ。誰も手伝ってはくれません。あくまでも手が行き届く程度の広さがいいでしょう。
そして壁の厚さにも気を付けておいたほうが無難です。
ひとり暮らし用のアパートなどは壁が薄いことが多く、場所によっては隣室の声がまる聞こえだったりするものも。
充実した生活のためには、煩わしい騒音はご遠慮願いたいところです。
洗濯機置き場やエアコンなども要チェック。もちろん、女性ならセキュリティがしっかりついている住宅だと安心です。
POINT 2:周辺の環境を調べてみる。
近隣にスーパーマーケットやホームセンター、公共交通機関があると便利です。
そしてそれ以上にチェックしておくべきなのは、コンビニまでの距離!ひとり暮らしにおいて、コンビニは生活のターミナルとなる非常に重要なポイントとなっていきます。
食料、公費支払、銀行機能などの様々な面でサポートを受けることができるので、コンビニまでの距離が徒歩圏内であることが望ましいですね。
活動圏内にコンビニや公共交通機関などが存在しているか否かによって、日々の暮らしの利便性は大きく変わってきます。
ひとり暮らしならばなおさらです。
【2】引越し日調整&不動産契約
物件が決まったなら引越し日の調整です。学校や仕事があるので土日祝日に引越しを設定される方も多いことだと思いますが、基本的に土日は引っ越し料金は高いです。
また、2~3月や9月頃の引越しシーズンも高いので慎重に決めておきたい所です。
POINT1:物件の契約には住民票や身分証明書が必要
仲介業者立ち合いのもと、物件の説明を聞きながらハンコを押していきます。この時のハンコはシャチハタなどはNGで、印鑑登録がされているものが必須なので予めハンコを作っておきましょう。
契約の際、火災保険や信用会社への申し込みの記入・手続きを行う場合もあります。
ほとんどの場合不動産屋または仲介業者の方が丁寧に説明してくれるので安心してください。
POINT2:生活家電のチェック
洗濯機、冷蔵庫、電子レンジの3点は、初めてのひとり暮らしの際にまとめて揃えなければならない文明の利器。
物件が決まったなら、部屋の採寸をし、どんなものをどの程度の予算で購入するのか、きちんと計画を立てておきましょう。
1人暮らしで失敗しない掃除機選び / 1人暮らしの電灯選びは慎重に
などなど、買ってから後悔することのないように、しっかりと計画をたてて購入すると良いでしょう!
買ってみたけど使わない・・・というものも意外に多いです。
掃除機は筆者も経験があります。1人暮らしは部屋が狭いので掃除機を使うほど掃除をしません。
コロコロで充分派ですが、気になる方はミニ掃除機くらいは買っておいても良いかもしれません。
【3】荷造り(引越し準備)
ここからが本番です。引越しには最大の労力と、思った以上の費用がかかります。
安いだけではなく、アフターサービスが万全の業者がおススメです。
予めインターネットなどで口コミを調べて置くのもありです。
いい加減な業者を利用すると、壁や家財を傷つけてしまう可能性もあります。
また、引越しのお金をケチるために友人に頼むなどして傷がついた場合にお金を払うハメになる、なんてことにならないように注意が必要です。
また、ダンボールに目印を付けていないと引越し先でどの箱に何が入っているかわからなくなり、片づけるのがかなり大変です。
【4】現在住んでいる物件の解約
物件によっては、2ヵ月前・1ヵ月前に連絡してくださいというのが決まっているので、きちんと調べて連絡しましょう!
実家暮らしの方は次に備えて物件の解約についても不動産に説明を聞いておくと便利です。
【5】電気、ガス、水道を開通
電気ガス水道といったライフラインの契約はもちろん、インターネットを使用するのであれば事前に準備をしておきましょう。
インターネットは契約後に工事が必要となるため、契約してすぐに使用できるわけではありません。
電気、ガス、水道はいずれも物件を契約する時に「ここに電話してください」と案内されます。それに従い連絡をすればすぐに開通されるので安心してください。
なお、ガスの開通だけは業者の立ち合いが必要な場合が多いです。
POINT1:インターネットの開通は物件が決まった時点で行うとスムーズ
すぐにネットを使いたい人は物件の契約が済んだ時点でインターネットの申し込みをするのが便利です。引っ越してからすると1ヵ月くらい時間がかかります。
オススメは家電を買う時に一緒にネットの契約もすることです。どのお店も〇万円商品券プレゼント、〇〇円割引、といったキャンペーンを行っているので要チェックです!
【6】引越し当日
荷物をまとめておくと業者が取りに来てくれますので全部お任せしましょう。
特にベッドなどの解体が必要なものは決して触らないように、物件を傷つけたりしてしまった場合はお金を請求されることもあります。(そういうこともあるので安いだけの引っ越し業者は危険です)
【7】転出届等書類の手続き
▼転出届の手続き
まずは現在住んでいる市区町村の役所に行き、転出届の手続きを行います。転出届を提出することで転出証明書が発行されます。
この転出証明書がないと、引越し先の市区町村で、転入の手続きを行うことができません。
引越し日の前後2週間で手続きできます。
※引越し先が現在と同じ市区町村の場合は、転出届ではなく「転居届」の扱いになります。転居届の場合は、引越し後でなければ手続きが行えないので注意してください。
▼保険証の返納(国民健康保険の場合)
次に、もし国民健康保険に加入していた場合は、その保険証も返納しなければなりません。返納後、こちらも新たに引越し先の市区町村で加入の手続きを行うようにしてください。
▼印鑑登録の廃止(実印を作っていた場合)
また、印鑑登録をしていた場合は、こちらも廃止の手続きが必要です。
ただ、こちらは転出届の手続き時に自動的に廃止される場合もあるので、詳しくは役所の窓口で尋ねてみてください。
▼住民基本台帳カードの返却
最後に、住民基本台帳カード(住基カード)を作っていた場合は、その返却も忘れずに。
以上4点が、引越し前に役所でやっておかなければいけない基本的な手続きです。
▼引越しがすんだら取る手続き
特に運転免許証をはじめとした身分証は、新住所で色々なサービスに加入する際に確認を求められることも多いはずです。新住所の記載が必要なケースに備えて、早めの手続きがおすすめです。
- 転入届の提出
- 住民票の取得
- 保健・年金の手続き
引っ越したらまず行ってほしいのが、役所での上記の手続きです。
転出届と同様、役所で申請書類に必要事項を書き込んで、転入したことを届け出ます。その上で、運転免許証を持っている人は、新住所での住民票も取得してください。
これは免許証の住所変更の際に必要になってきます。国民健康保険や国民年金に加入する人は、その届出も忘れずに行ってくださいね。
▼警察署or運転免許センターへは早めに行こう
身 分証明書として使われることが多いのは、やはり運転免許証です。今後のスムーズな生活のため、役所での手続きを終えたなら、次は警察署か運転免許センター へ。住民票(コピー不可)、年金手帳、新住所での健康保険証などの新住所を確認できるものと印鑑を持って、警察署か運転免許センターの担当窓口を訪れま しょう。
渡される「運転免許証記載事項変更届」に記入して提出すれば、運転免許証の住所を変更してもらえます。
やっておかないと後々かなり困ることになる、最低限の書類手続きは以上です。
もちろん他にも、クレジットカードや金融機関、保険会社等への住所変更手続き、親しい人には引越しはがきの送付など、やらなければいけないことは山盛りです。
郵便物の旧住所から新住所への転送手続きも、できることなら引越し前に忘れずに!
【8】家具や生活用品をそろえる
いよいよ新生活です!
家具や生活用品を揃えましょう。ただしカーテンやトイレットペーパー等の必需品は予め用意しておいた方が良いでしょう。
引っ越してしばらくはキッチンも使えない状態なので簡単に食事がとれるカップ麺やお菓子なんかを買っておくのもオススメです。